ビットコインには、くすぶり続ける問題があります。
まず簡単に言いますと、次の3点に要約されます。
以下に詳細を書きます。
そして、最後に我々投資家にとって、利益につながるポイントを以下に紹介します。
「ビットコイン」のハードフォークにまつわる問題とは、、、
①Segwit2xのハードフォークが中断した。
②理由は十分なコンセンサスが得られなかったため。
③ハードフォークが中断しただけであり、今後再び動き出す可能性は十分に考えられる。
bitcoin(ビットコイン)の価値下落の危機は一時的に去っただけで「いずれまた来る」と言われています。
そして、bitcoin(ビットコイン)のセキュリティ会社「BitGo, Inc.」のCEOであるマイク・ベルシェ氏によって、ハードフォーク中止の決定について以下のように発表しました。
「Segwit2xの取り組みはブロックサイズを増やし、Bitcoinのスケーラビリティを向上させるという簡単な目的で5月に開始されました。当時、ビットコインコミュニティは3年近くの激しい議論の末に危機に瀕していました。
Segwitはマイナーの間で30%のサポートしか得られず、それは遠い蜃気楼のようでした。Segwit2xは8月に最初の成功を見せ、アクティブ化が成功しました。
その当時から、チームは2MBのブロックサイズの増加というプロジェクトのフェーズ2にその努力を移しました。私たちの目標は常にビットコインの円滑なアップグレードでした。ブロックサイズを大きくする必要性を強く信じていますが、コミュニティを一緒に維持することがさらに重要と考えています。
残念ながら、この時点でクリーンなブロックサイズのアップグレードに十分なコンセンサスを構築していないことは明らかです。現在の経路を継続することでコミュニティが分割され、ビットコインの成長が後退する可能性があります。これは決してSegwit2xの目標ではありません。
ブロックチェーンの手数料が上昇するにつれて、ブロックサイズの増加が必要であることが最終的に明らかになると考えています。それが起こるとコミュニティが集まり、おそらくブロックサイズの増加を伴う解決策を見つけることを願っています。
それまでは今後2MBのアップグレードを計画しています。Segwit2xに建設的に貢献した皆さんに感謝したいと思います。あなた達の努力はビットコインをすばらしくするものです。ビットコインは今まで見た人類の中で最高の金銭形態であり、私たちは世界中でその成長を守り育てることに専念しています」
SegWit2xと呼ばれる計画とは?、ビットコインのルールを変更する特殊なフォーク
SegWit2xと呼ばれる計画は、ビットコイン自体のルールを変更する特殊なフォークであり、今まで適用されていなかったルールを新たに適用しようとするものです。具体的に言うと、ブロックチェーン・ネットワークを構成する一つ一つのブロックの容量を1MBから2MBへと拡張させようとしています。
ほとんどの(あるいは全員の)マイナーたちが彼らのソフトウェアをアップグレードした場合、ビットコインのブロックチェーンはブロック容量を拡張して機能し続けます。SegWit2xのルールが既存のビットコインルールと置き替わり変更されます。 つまりSegWit2xがビットコイン主流チェーンとなり、既存のBTCがなくなり、2Xコインがメインとなるということです。
そもそもセグウィット(Segwit)とは何?
セグウィット(Segwit)とは、トランザクション(取引履歴)を圧縮してデータ量を小さくする技術です。これは「スケーラビリティ問題」、「トランザクション展性」を解決できる技術として期待されています。
しかし、Segwitはマイナーにとってマイナスな面が大きいため、賛同が得る事が出来ずに殆どの通貨が導入出来ていません。ビットコイン分裂問題でも長らく争点となっています。
予定されていた「Segwit2X」ハードフォーク計画の目的とは?
Segwit2Xハードフォークは、ビットコインの494784個目のブロックがマイニングされる11月16日頃に起きる予定だったのですが、その約一週間前に突如としてキャンセルされていました。
今回のハードフォークは、ビットコインのブロックサイズを1MBから2MBへと引き上げることを目的とされていたものです。
ビットコインのブロックサイズを引き上げることで、マイナーはより多くの取引を一つのブロックに取り込む事ができるようになり、取引の承認待ち時間が短縮され、取引手数料が減少することが予想されていました。
しかし、Segwit2Xハードフォークは、ハードフォークを提案した側の主要なメンバー達の手によって中止に追い込まれました。。
一方、計画の中止が発表された後もハードフォークを試みるユーザーが一部存在していた。この一部のユーザーは、今回のハードフォークのソフトウェア「btc1/Segwit2x」を使用し、新たなブロックチェーンへの同期を進めていたのです。ソフトウェアはジェフ・ガージック氏を中心に開発されました。
しかしユーザーは、ソフトウェアがハードフォーク目前のブロックでストップしていることを発見しました。
ハードフォークが予定されていた49474目のブロックの2つ前のブロック、49472個目のブロックでソフトウェアは突如として止まってしまっていたのです。
今回のハードフォークでは、2MB以上の基礎ブロック(ブロックサイズからWitnessデータを引く)は拒否されるコードが含まれていました。通常のビットコインのコードは1MB以上の基礎ブロックが拒否される仕様になっています。
ハードフォークをする場合に生じる危険性とは?
今回のようなバグが発生したことは、開発チームが閉鎖的な環境でソフトウェアを開発していたことが原因の一つのようです。
GitHubには、コードのバグを指摘する投稿がいくつかあったが、開発チームはこれを無視して、十分なテストを行わなかったとみられるのです。
ハードフォークをする場合のコードの変更は、オープンな環境で開発が進められ、多くのテストやリュビューを重ねることが大前提であるべきことが、今回改めて示されたのではないでしょうか。
さらに、ハードフォークは、ユーザーや取引所、ウォレットを提供する企業などのビットコインのエコシステム内の様々な場所に悪影響を及ぼすリスクがあるのです。
仮想通貨投資家にとってここがポイント!!「モナコイン」「ライトコイン」の例
Segwitが採用される段階に近付いていくタイミングで、それぞれの通貨が価格を上げています。
「モナコイン」
「ライトコイン」
ある仮想通貨がSegwitを導入するか議論している、という情報が広まった場合、価格が上がる可能性が高いという歴史があります。
この点は、情報が早ければ稼げる一つの典型的なパターンとなりえます。